堺のミュシャ館へ。アクセスは便利!
大雨が直撃したお盆のさなか☔️☔️☔️ 堺 アルフォンス・ミュシャ館に行ってきました✨
テーマは「ミュシャ芸術博覧会」2021.7.31(土)〜11.14(日)です。
こんな悪天候だし、常設している美術館だから観覧者もいないだろうと思ったのですが……
私の他、10人程度観覧していました。
堺市が所蔵するミュシャとその関連作家の作品約500点が展示されています。
ミュシャは洒落た〝イラストレーター〟といった感じで、間口が広く
美術館とは少し遠ざかっている私でも(失礼!)気軽に触れられる世界です。
レプリカ数点など、限られたもののみ写真撮影OKというのも嬉しい。
(今期に鑑賞予定の方はネタバレになるかもです。
展示室というデリケートな場の紹介でして、大変未熟ですがお付き合い下さいませ🙏🙏🙏)
1897年にサロン・デ・サン(芸術出版社の画廊)にて開催されたミュシャの個展ポスターです。
もちろん油絵やデッサン、ミュシャの肉筆画もあり、女子大生らしきグループが見入っていました❗️
ミュシャといえばアールヌーボーの先駆者🌸🌸🌸
曲線フォルムのつる草、アレンジされた花や星のモチーフは、今の商品パッケージやロゴマークの定番✨✨
煙草のポスターなら、商品そのものより美しい女性を際立たせる🌟🌟というのがミュシャ流のようです。
ミュシャ全盛期大作の一つ(桜草 1899年)、緻密な髪飾りはチェコのスラブ民族の象徴だそう。
とにかく解説の至るところに〝祖国チェコへの想い〟など書かれていました。
晩年は民族画家に移行して、歴史大連作「スラブ叙事詩」に挑んだわけですが、
もともと商業画家になることは本望ではなかったという説も。
美術学校を落ちて、たまたま舞台女優サラ・ベルナールのポスターが出世作となり、多くの絵を生み出していったという。。
「徹子の部屋」インタビュアーの黒柳徹子も、世にでる人はだいたい
その人の〝一番目に目指している職業〟はなかったりするものとか言っていたなぁ。
(すみません、たとえが😞😞😞)
ウミロフ・ミラー(※パンフレットです。)
当美術館の象徴でもあるようで、巨大で圧倒的な存在感。
珍しく撮影OKだったものの、そのまま〝ミラー〟なので観覧者が映らないようご注意です。
「自撮り棒をお貸ししています。ご希望の方は当階受付まで」とのこと。
「ミュシャ映え〜〜〜」。いわゆる〝顔出し〟のものではないんですね😁
当美術館では、ミュシャに関する企画展を年に3回行っている様子。
壁一面のタペストリーも永久保存版です❗️
今回は〝ミュシャ博〟で版画、絵画、彫刻、書籍…とマルチな才能を体感しましょう、というコンセプト。
2021.3.21(日)まで開催されていたのは「ミュシャとアメリカ」展。
1904年に初めてアメリカに渡ったミュシャは「世界最高の装飾芸術家」と大歓迎を受けたとか。
想定外でした、こんな鑑賞ブックが頂けるとは。
子連れで行ったのですが(おとなしくさせていました💧)〝ご来館いただいたすべてのキッズに…〟とのこと。
※お一人様一回まで。なくなり次第終了。
ユーモアも交えた、センスの塊のような冊子。
ミュシャがデザインしたというアクセサリー「蛇のブレスレットと指輪」1899年。
「ミュシャにとっての先生は〝自然〟だった」。なるほど、いい言葉です🌿🌿🌿
これも冊子内での編集で、ボスニア・ヘルツェゴビナ館の壁画(パリ万国博覧会 1899-1900年)。
これを館内で観た時「まさに今のコミックの世界のよう」と思ったのですが、いかがでしょう。
ミュシャの作風は、70年代のキラキラ少女漫画の原型とも言われてるようです✨✨✨
オリジナルグッズが並ぶミュージアムショップで、このA5用のミニファイルを購入。
このサイズ、小さな書類の整理にちょうどいいんです。
柔らかい色使いのイメージですが、このグリーンというのが斬新で気に入りました❤️
ちなみに「黄道十二宮」という作品のファイルは売り切れでした。
変わり種としては、発色は良くて色褪せしにくいといわれる
〝注染(ちゅうぜん)手ぬぐい〟は、どうでしょうか?和モダンで可愛いと思ったんですが🌸
このミュシャ館は、JR阪和線堺市駅下車徒歩約3分。
ベルマージュ専門店街2Fにあり、なんとJR堺市駅から歩道デッキにて直結しています。
少しローカル感満載のこの専門店街には「本と珈琲」というブックカフェもあり、驚き。
本・雑貨のレイアウトも楽しく工夫され、また、お茶を楽しみながら一部の書籍は読むことができます☕️☕️
美術館が併設された専門店街が、近所にあったなら……堺市民が少しうらやましく思えました😊😊
🌷🌷 最後に。。このブログの主です。🌷🌷
10年のキャリアがある大阪のフリーデザイナーです。
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